放課後等
デイサービスとは?
発達障害や学習障害など、障害のある小学生から高校生までの子供たちが、
放課後や長期休暇中などに利用できる施設のことです。
障害のある子供たちは、通常の学童保育に馴染むことが難しいなど、学校外の居場所や過ごし方に悩むケースも多くあります。
そんな時に、療育の場(日常生活動作の指導・集団生活への適応訓練等)であるとともに、お子様の放課後等の居場所作りをします。
また、ご家族に代わって一時的にケアを行いますので、ご家族の日々の疲れをリフレッシュしてもらう家族支援サービスとしての役割も担っています。
お子様の発達が気になったら
- 言葉の遅れが気になる
- じっとしていられず、落ち着きがない
- 運動能力が他の子に比べて遅れているかも
- ものごとへのこだわりや、執着心が強い
- 対人関係でトラブルが多い
- 勉強がまったくできない
発達が気になるお子様には療育の場に通い、生きづらさを改善し、自立した生活が可能になるよう医療や専門的な教育機関と、密に連携して必要な訓練を行うことが大切です。
発達障害について
- 広汎性発達障害(自閉症)
- 自閉症スペクトラム障害
- アスペルガー症候群
- 高次脳機能障害
- ADHD(注意欠陥多動性障害)
- ADD(注意欠陥障害)
- LD(学習障害)
- 知的障害
- ダウン症候群
一口に発達障害といっても、お子様によって症状はさまざまです。さらに「かんしゃく」や「落ち着きがない」などの症状が見受けられる場合は、しつけがなっていない、育て方が悪いなどと周囲の理解が得られないことが少なくありません。
そのため、お子様の個性や障害の特性と理解を深め、最適なトレーニングや接し方で関わることが重要です。
当デイサービスでは、一人ひとりに合った療育を考えてまいります。
キャンバスにできること
1. 必要な習慣を身につけます
障害のある子どもたちの多くは、歯を磨く、着替えをするなど、日常や集団生活で欠かせない動作をなかなか覚えることが困難です。キャンバスでは、自立した日常生活を営むために必要な生活習慣や日常生活動作をしっかりと行えるように訓練を行います。
2. 豊かな心を育みます
障害のある子どもたちは、人との距離や接し方がわからず、生きづらさを感じていることが多いです。人と関わることの喜びや楽しみを感じてもらえるよう、様々なレクリエーションや季節行事を行います。これらを通じて、日常生活で求められるコミュニケーション能力を育みます。
3. 生活しやすい環境を共につくります
障害のある子どもたちには、周囲の協力や理解が欠かせないものになってきます。そのためにはより地域に馴染み、暮らしやすい環境をつくることが必要です。当デイサービスでは地域交流の機会を提供し、積極的に参加していきます。
4. 個性を伸ばします
障害があることも、お子様のひとつの個性です。そんな個性を、絵を描いたり工作をしたりなどの創作的活動や内職などの作業活動を通じ可能性を広げ、伸ばしていきます。
活動内容
日々の活動
屋外遊び
お天気の良い日には公園などに行って季節を感じ、豊かな心を育みます。
屋内遊び
簡単なボール遊びや将棋、椅子取りゲームやクイズなど、ルールを守って楽しく遊びます。
工作・お絵かき
頭の中のイメージを表現することの喜びや楽しさを学びます。完成した作品はみんなの前で順番に発表していきます。
植物を育てる
土いじりは感覚統合の訓練にもなります。野菜の成長を見守ることで食への意識の向上や、好き嫌いの克服につながることもあります。
動物を育てる
キャンバスではメダカを飼育しております。動物たちの成長を見守りながら生きるということや命の尊さを学びます。
レクリエーション
音楽会
音楽を通して、お友達とのコミュニケーションや個人の自由な表現を学んだり、リズムに合わせて体を動かしたりします。
音楽には自分の心をコントロールしやすくなり、イライラや不安を落ち着かせるなど、身体・心・脳にとって、良い働きかけをする効果があります。
演奏の際には、自分の順番を待つ、担当の楽器を鳴らすなど、順番を守ることの必要性も学べます。
運動レク
体育館や運動場にて、リズムダンスや鬼ごっこ、障害物競走や綱引きなど様々な遊びやスポーツを取り入れ、毎週楽しく活動しています。
身体を動かすことで体力・運動能力向上の他、神経伝達物質を増加させ、イライラや衝動、パニックをコントロールできるなどの目的があります。
特別学習
社会見学
地域の方々の協力のもと、商店街などを中心に社会科見学を行っております。スーパーの裏側や、商品がお客様のもとへ渡るまでの流れなどを勉強します。
地域活動
地域の一員であるという意識づけや地域の方々との交流を目的として、落ち葉掃き、ゴミ拾い、地域イベントのお手伝いなどにも積極的に参加しております。